創立40周年を迎えて

東京キャットクラブの40周年とは、アジアリジョンの40周年、TICAの40周年に当るかと思います。皆様のご活躍、ご協力により TICAアジアリジョン(あえてEAST, WESTとは分けません)が40周年を迎えることができました。最初は小さな集団でしたが、今は21クラブという大きな集団になり、数からしますと比較にはなりませんが、それでも、沢山の素晴らしい猫達を作出してきました。そのたゆまない努力と向上精神は、どの国にも劣らないと信じています。

大泉本子ジャッジ、友成晴世ジャッジが当初よりクラブの両脇をしっかり支える柱となり、初代会長故根上淳氏、2代目故大平智恵子女史、3代目小高と継続することができました。

現在は各々のクラブを築き上げて、家族構成で当てはめて見ますと、別世帯となりましたが 東京キャツトクラブを今でも両脇で支えて、見守ってくださっているからこそ、今の東京キヤツトクラブがあるのです。

大泉本子ジャッジには、クラブのありかた、ショーの準備、出陳者の方々のお土産の準備など、細かい点を教えていただきました。

皆で和気藹々と 出陳者へのお土産の袋詰をしたことが印象に焼き付いています。ショーの準備がとても楽しかったです。

友成晴世ジャッジは、新人ジャツジへ目を光らせて、育成、指導をされました。ずばり指摘を受けても、抵抗無くスイスイ受けられたのは、やはり指導者として経験の深さだと思います。

それぞれの指導方法、指導分野は違っていても、私にとっても、新しい方々にとっても本当に大切な存在です。

そして 決して忘れてはいけないのが縁の下の力持ちの池内克則氏です。ショーの会場の設営から撤去迄 すべてプロ顔負けの手際の良さ、池内氏が中心となり、故根上会長もきびきびと一緒に動いていたことがとても懐かしいです。

設営の時はとても楽しそうに満面の笑顔で行動してらっしゃいましたが、原点に、アフリカへ井戸掘りに行かれた貴重な経験が生きていらしたのかと思います。

そして 当時の天皇陛下より表彰されたこともある大のアフリカ好きで、個人的に私もアフリカが好きで、設営準備をしながら沢山話をしたことが懐かしいです。

会員名簿をパラパラとめくってみますと、当時の知っている方がたが、走馬灯のように頭の脳裏を過ぎていきました。なんと大勢の方々がTICAという団体を愛してくださったのかと感激しました。

現在では 日本のジャツジの方が大勢海外で審査をされていること、日頃の成果を存分に発揮できて これは大変アジアリジョンのピーアール効果につながっています。百聞は一見に如かずということわざがありますが、故大平会長が海外で審査されている姿を1度だけ見る機会がありました。とても誇らしかった記憶があります。日本の猫世界に希望と夢が湧いてきました。

日本のジャッジが海外へ審査に行かれるたびに、頑張ってピーアールしてきてくださっていると思うと心強く感じます。

アジアリジョンの将来は、国内では会員様のご活躍、又ジャツジさんは海外の審査等で頑張って、日本が繁栄していることをアピールする事に掛かっていると思っております。又ショーの準備の仕方は昔とは違って、今は多くのクラブの方々が助けあってなりたつ時代となりました。ありがたい限りです。

10年後!創立50周年を目指して又、頑張っていきたいと思っております。

会長 小高 江利子